卓球の古い考え方
みなさんこんにちは、岐阜県可児市で、台貸し、個人、グループレッスンを行っている卓球場、Grip Meisterです。
2月ももう終わりですね。暖かくなってきて桜は楽しみですが、苦手な花粉シーズン到来です。。。
「日本には古い考え方をした卓球指導者が多い」このお話しをされたのは、全日本女子代表の元監督「近藤欽司」さんです。
以前になりますが対談した際に、現状の卓球界について考察されたお話しの一部です。これは指導者に限らないと思います。
今まで卓球を指導してきて上手くいっていない人には、一定の共通性があると確信しています。
それは2枚目の写真を教室に掲示していますが、写真右側に書かれている内容を正しいと信じて「全てのプレーに当てはめようとする方」です。
これに追加するとしたら「ボールに回転をかける時はラバーの表面で擦れ!転がせ!」です。転がせ!って思っている方に、3枚目の画像は理解ができませんし、説明もできません。
4枚目の画像は全て表ソフトラバーですが、全て性質が違います。「表ソフト」は「表ソフト」って一種類になっていませんか?
上達しやすい人はミスした時にボールの行方を確認します。ネットミスならネットのどの高さに当たったかを見ます。そこで予想とどれくらいの差があったかを確認します。
上達しにくい人は、ラバーを見ます。ラバーは悪くありません。原因は用具を使いこなせない腕です。
上達しにくい人は、ノンテンションラバーであるスレイバーや、マークⅤを初心者用ラバーだと思っています。
Tリーグ「静岡ジェード」所属の英田理志選手は、長年ヤサカ社のマークⅤを使用されていました。岐阜信用金庫の実力者も英田選手に全く歯が立たなかったと記憶しています。その時の使用ラバーは両面マークⅤでした。
私が初心者から教えるなら、初心者セットで「ルーキング」を貼っている方が多いので、次に「マークⅤ」次に「ライガンスピン」です。車で例えるなら、免許取得ほやほやの方にスポーツカーのアクセルペダルを踏ませるような事はしません。
それともう一つ。上達しにくい人がミスした時に発する「下手さを誤魔化す魔法の言葉」、それは「はやい」です。「なに」が「どう」はやいのでしょうか・・・ミスの原因は全く違う事がほとんどです。
無料の情報でお得だからと思ってYouTubeで頭でっかちになっている方が多い事。YouTube、YouTube言ってる方に、上手だなと思う方は今のところ一人もいません。無料って本当にお得なんでしょうか・・・。
最近ですが、愛読している本が15000円です。安いなぁと思います。自分の可能性が広がると感じていますので。
帽子も購入しました。2000円です。安い物を探せば1000円もしないと思いますが、この商品は2323していた頃を思い出させてくれる満足度の高さがあります^^;
どちらもいい買い物だと喜んでいます。
少し脱線しましたが、レッスンに通って下さる方々のお陰で、膨大な知識が蓄積されました。本を1冊書けるくらいです。
ということで、人生初になります著作の出版を実現したいと考えています。卓球は勘違いや思い込みを修正すると、すぐに上達する事がとても多いです。
上達しやすい人の共通性は「卓球をシンプルに覚えてできる事を増やしていく」また、「正しい理論と体感」が一致している方々です。
上達しにくい人の共通性は「卓球を難しく考えて複雑にします。上手になったと錯覚すると、すぐ他人を教えたがります」
上達しやすい人の共通性は「卓球は奥が深い」と言葉を発します。
上達しにくい人の共通性は「卓球は難しい」と言葉を発します。
ですから私はレッスンで意識的に「難しい」と言う言葉を使いません。「難易度」とお伝えします。
技術の種類によって習得するのにどのようなやり方で、どれくらいの期間を要するかを伝えた方がプラス思考です。
全国の卓球愛好家が「勘違い」や「思い込み」で悩んでいる方がどれほどたくさんいるのか。その方々に、少しでも上達しやすくなるヒントになればと思います。
長文になりましたが、来月は人生初のラジオ生出演を控えています。今までは主に、競技者を対象に弊社の商品を紹介してきました。
今後は競技者として活動していない愛好家の方々へも発信していきたいと思います。
徐々に暖かくなってくる季節ですが、体調管理には気をつけたいと思います。